こんな症状があったら耳鼻科を受診して下さい |
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- ・耳の症状…耳が痛い、耳がかゆい、聞こえが悪い、めまいがする、など
- ・鼻の症状…鼻がつまる、鼻みずがでる、においがしない、鼻血がでる、頭痛や眼の周囲が痛いなど
- ・口、のど・くびの症状…のどが痛い、のどの違和感・つかえ感がする、声がかすれる、寝ているときに無呼吸があるようだ、味がしない、首がはれているなど
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耳の病気 |
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◎急性中耳炎…細菌や、ウィルスによる中耳(鼓膜の裏にある空間)の炎症のことです。風邪を引いたときに起こりやすく、お子さまの場合、大人に比べて細菌が侵入しやすい耳の構造のため何度もかかることがあります。 治療は、点耳薬などの薬物治療を用いて行っていきます。
◎滲出性中耳炎…お子さまに多く見られる耳の病気で、中耳腔に液体が貯留している状態を言います。耳が聞こえにくくなります。ほとんどの場合、急性中耳炎が不完全に治癒したときに起こります。 治療は、まず薬物治療を行います。もしそれで、改善が見られなければ、鼓膜切開や、チュービングという治療方法で液体を排出します。
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鼻の病気 |
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◎アレルギー性鼻炎(花粉症)…ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉など 抗原が鼻の粘膜にくっついて、アレルギー性反応を起こす病気です。3大症状としてくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状を引き起こします。
治療は慢性疾患ですので、根気よく治療することが大切です。抗アレルギー剤、抗炎症剤による薬物治療により、症状を軽くすることができます。
◎副鼻腔炎(蓄膿症)…顔面の骨の空洞である副鼻腔に炎症が起こった状態です。頭が重くなり、嗅覚も低下し、集中力、仕事や勉強の能率が悪くなります。
○急性副鼻腔炎 急性副鼻腔炎ではかぜのウイルス感染に引き続く細菌感染により副鼻腔の粘膜に炎症を起こすもので、急性鼻炎に引き続いて起こります。 重症、とくに小児では、耳、目、脳に合併症を起こすことがありますので、早めに受診してください。
○慢性副鼻腔炎 蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれている病気です。副鼻腔に膿がたまっているほか、鼻にも影響を及ぼし、鼻の粘膜のはれがひどくなります。
体質、環境、栄養状態、急性鼻炎の反復などのさまざまなことが重なって慢性の状態になるようです。小児では、アデノイド増殖症や中耳炎とも関連しています。
治療は根気よく継続することが必要です。内服治療やネブライザー治療などを行いますが、重症の場合手術が必要となりますので、ご相談ください。
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のどの病気 |
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◎咽頭炎、喉頭炎 ウイルス感染によるかぜの一症状として起こります。のどの乾燥感・イガイガ感、痛みなどがおこります。また声のかすれも生じます。
◎声帯ポリープ カラオケなど多くは声の使いすぎが原因です。声のかすれ(さ声)が起こります。のどを安静にし、声のかすれが続くものは一度受診し詳しく見てもらう必要があります。
◎睡眠時無呼吸症候群 睡眠中に何度も呼吸が止まり、満足な睡眠が取ることができない病気です。睡眠が満足に取れないため、日中でも眠気に襲われたり、全身の倦怠感を引き起こします。 アプニモニターとよばれる検査で無呼吸の程度を調べ、それに応じた治療を選択します。
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